2013年06月10日

未来へつながる、北の湖の還暦土俵入り

かねてから私は「還暦土俵入り」
については、「何のため?」と
思っていました。

昨日、元横綱・北の湖の北の湖
理事長が還暦土俵入りを行い
ました。

私はねえ、北の湖の還暦土俵入り
を、テレビのニュースで見たの
ですが・・・ちょっと考えを改め
ましたね。

なぜか?

これは、当時北の湖の土俵入り
を見ていた人々へのエールなの
ではないかと思ったんですよ。

かくいう私も、北の湖の土俵
入りは、おそらく、歴代の横綱
土俵入りの中でも一番見た土俵
入りかもしれない。

当時、私は小学生でしたが、
時間だけはあります、午後3時
半くらいかな、その頃に始まる
横綱土俵入りは、場所中は毎日
のように見ていた記憶があり
ます。

考えてみれば、最近は横綱の
土俵入り、ほとんど見ていま
せん。

時間的な都合もありますが、
余程腰を据えて相撲中継を
見ようとしない限りは、まず
見ることはありません。

小学生の特権なんですなあ、
今考えれば。

北の湖の土俵入りはねえ、
非常に個性的でしたよ。

まず、手を打つときの音。

これが、「バチッ、バチッ」と
鳴る。

耳がつんざかれるくらいに、
鳴っていた。

その音が、彼の強さの象徴でも
あった。

そして、土俵中央で右足を上げる
のですが、まあ、上がらない。

しかし、その上がらない右足を
土俵に降ろした後にさっと広げる
左手は、見事に素早かった。

それが、彼の敏捷さを物語って
いた。

土俵中央では、いつもだれかを
睨みつけるような表情で、仁王
立ちしていた。

土俵入りで、他を圧倒していま
したよ、今考えればね。

昨日の土俵入りでは、年齢のせい
もあるのでしょう、ちょっと
よろけるシーンもあったようです
が、もう十分ですよ。

あの当時の北の湖を思い出しました。

と同時に、私が少年だった頃のことも。

私は北の湖に憧れることは一度も
なく、むしろ強すぎて嫌いな部類
でしたが、今こうして、28年ぶりに
土俵入りをしている北の湖を私は
見ている。

いや、ただ見ているだけではない。

見入ってしまった。

不覚にも。

それが、還暦土俵入りの意味なの
かもしれないと思いました。

過去に思いを馳せる、というかね。

と同時に、過去を振り返りつつ、
現在、そして未来にも思いを
馳せるのが、見ている側である
相撲ファンの我々の責務なのでは
ないだろうかとさえ思った。

そのいい機会を北の湖が与えて
くれたんですよ。

露払いの貴乃花親方、太刀持ちの
九重親方(元・千代の富士)も
感慨深げだったそうでねえ。

いいことです。

こうして、相撲界はつながって
いくものだと、改めて知った思い
ですよ。

北の湖親方、還暦土俵入り、
おめでとうございます。
posted by あらやまはじめ at 21:19| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 北の湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする






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