2017年09月12日

【平成29年大相撲秋場所・三日日速報】日馬富士はやや気の毒でしたが、立ち合いが成立している以上、琴奨菊の勝ち、快勝です・・・阿武咲は玉鷲相手に見事な相撲で3連勝、優勝してもおかしくない

今日の午前中、高安が今日から
休場することを当ブログでもお伝え
しましたが、秋場所もいよいよ
「地方巡業」と化してきました。

観客席をテレビカメラを通して
チェックすれば、一応、「満員御礼」
の垂れ幕は下がっていたものの、
実際には2階席を中心に空席が
目立ったのも、仕方がない話です。

お客さんは正直ですよ。

また、視聴率も初日は11%台と、最近
では振るわないスタートとなったのも
休場力士が上位で続出していることを
考えれば、無理もない。

そんな中で、カド番の「看板力士」、
大関の豪栄道が、我が身の勝ちだけ
を優先し、立ち合い、左に変化して
嘉風を破った一番は、ますます観客
を国技館から遠ざけることになる
でしょう。

白星がほしいのは分かる。

関脇に落ちてしまえば、「看板力士」
の座からも陥落する。

ですが、上位陣に休場力士が続出
している今だからこそ、お客さんは
これまで以上に日馬富士や豪栄道
の相撲にいつになく注目をしている
ことが、豪栄道には分かっていない
のか。

そんな中、一人横綱の日馬富士は
今日も真っ向から当たる横綱相撲
を見せました。

しかし、この相撲、「いわくつき」
となってしまいました。

日馬富士と琴奨菊の一番、ちょっと
振り返ってみましょう。

立ち合い、日馬富士は仕切り線に
手を付いて、琴奨菊よりも早く
立ちました。

一方の琴奨菊は、日馬富士が立った
のを見て、手付きは不十分でしたが、
遅れて立った。

日馬富士は、すぐに右手で琴奨菊の
肩をポンポンと叩いて、「立ち合い
不成立」であることをアピールしました。

ところが、行司は取組を止めず、
土俵下の審判からもストップは
かからず。

琴奨菊はそのまま前に出て、日馬
富士を寄り切りました。

これをどう見るか?

日馬富士はやや気の毒でした。

琴奨菊は明らかに手付き不十分でした
から。

その手付きが不十分であることが目に
入ったからこそ、日馬富士は勝負を
止めようとして、琴奨菊の肩を叩いた。

しかし、行司も審判も止めなければ、
なんぼ手付き不十分であっても、
立ち合いは成立なんですよ。

・・・相撲というのは「曖昧」なんです。

本来、手付き不十分であれば、行司
なり審判なりが気付けば、「待った」
となります。

ところが、一旦立ち合いが成立して
しまった以上、日馬富士は相撲を
止めてはいけなかった。

このような相撲は、いつだったか、
白鵬にもあったような気がします。

モンゴル人力士にとっては、相撲の
この「曖昧さ」は、横綱になっても
容易に理解できるものではありません。

例えてみれば、陸上の100メートルで
フライングをすればやり直しですが、
相撲の場合、必ずしもそうではない
んですなあ。

立ち合いの「呼吸」が合えば、成立
する。

これが、相撲の立ち合いです。

立ち合いが成立すれば、立行司は
基本、両者の足元に目線が移ります
からねえ。

日馬富士が琴奨菊の肩を叩いて
アピールしても、立行司の目には
入らなかったでしょう。

それは、審判も同じです。

日馬富士は、声を出して「待っただ!」
とか言えば、立行司にも聞こえたかも
しれませんが、相撲は一瞬の出来事
ですから、そこまで頭が回らなかった
のかもしれません。

一人横綱で頑張っているからこそ
日馬富士はより気の毒に思いました
が、立ち合いが成立した以上、この
一番は琴奨菊の勝ちです。

快勝。

琴奨菊からすれば、初日、二日目と
大関を撃破し、三日目には横綱を
破った。

これは、気を良くしますよ。

勝ち越せば、殊勲賞は当然、この
調子で前半戦を全勝で乗り切るよう
なことがあれば、優勝の目も出て
くると思います。

なにしろ、優勝経験者ですから。

また、付け加えれば、琴奨菊に
とって、今日の横綱戦の勝利は
生涯初の金星だったとか。

平幕に落ちても、こういうことが
あれば、モチベーションを保って
日々の取組に励めることでしょう。

今場所の琴奨菊、ちょっと見逃せ
なくなってきましたよ。

・・・少し長くなりました。

もう一番、琴奨菊と同じく3連勝を
飾った東前頭三枚目の阿武咲に
ついても触れておきましょう。

今日の対戦相手は、昨日高安戦で
右足を負傷した玉鷲。

その立ち合い、阿武咲は低く当たって
は、下から下から押していきました。

玉鷲を相手に、終始前に出ては、
タイミングよく右上手をつかむと、
つかむやいなや、出し投げで玉鷲
の体勢を崩し、そのまま送り出し
ました。

見事な相撲でした。

阿武咲は、今場所「化ける」んじゃ
ないですか。

既に「化けて」いるかもしれませんが、
このまま序盤を全勝で乗り切れば、
優勝の目も出てきますよ。

明日は照ノ富士戦ですか?

照ノ富士も2連敗の後、今日はいい
相撲で勝ちましたからね。

明日のこの一番、ちょっと注目したい
と思います。



*「夢よもう一度」ですな。↓








posted by あらやまはじめ at 20:06| 神奈川 ☔| Comment(0) | 琴奨菊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする






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