2019年09月22日

【令和元年大相撲秋場所・千秋楽速報】御嶽海、7場所ぶり2度目の優勝は「立ち合い、変化があるかも」と貴景勝に一瞬でも思わせた「作戦勝ち」と言っていい・・・来場所は栃ノ心を張出関脇にして、関脇3人制にすることを審判部にはお願いしたい、でないと・・・

今日の千秋楽、優勝が絡んだ3番に
絞って、振り返って参ります。

まずは、本割の貴景勝と隠岐の海の
対戦から。

立ち合い、貴景勝はいつものように
頭から低く当たりました。

既にこの時点で隠岐の海は防戦一方
でしたが、それでも、今場所の隠岐の
海は好調です、一気に押し出される
ことはなかった。

得意の土俵際で、回り込んでそれなり
に粘りました。

しかし、若者、貴景勝の勢いに押し
出されるのは時間の問題でした。

隠岐の海は頑張りましたよ。

敢闘賞を獲得したことは何よりです。

34歳の隠岐の海に「なんとか、優勝
の美酒を」との思いもありましたが、
現実は厳しかった。

力士には「記録に残る力士」と「記憶に
残る力士」と「それ以外」がいます。

99%以上が「それ以外」である中、
隠岐の海はこれまでの実績も去ること
ながら、今場所の活躍で「記憶に残る
力士」には間違いなく、なりました。

それでいいじゃないですか。

大関、ましてや、横綱に昇進する、
あるいは幕内優勝をする力士なんて、
全力士の0.1%以下ですよ。

隠岐の海の活躍があったからこそ、
今場所は盛り上がりました。

貴景勝はこれで少なくとも優勝決定戦
に行ける資格を得ました。

その直後、御嶽海と遠藤の相撲も
振り返って参りましょう。

これは、御嶽海が素晴らしい立ち合い
をしましたね。

差し身のうまい遠藤に対して、立ち合い、
右も左も固めては、もろ差しになり、
遠藤が巻き替えようとしたところを
一気に前に出て、寄り切り。

遠藤に何もさせませんでした。

完勝。

この取組を土俵下で見ていた貴景勝は
何を思ったか?

「優勝決定戦で、御嶽海は立ち合い、
今度こそ変化してくるのではないか」
と、少なくとも頭の片隅には思い
浮かんだに違いない。

なにしろ、昨日の豪栄道戦で立ち合い、
注文相撲を見せましたから。

私でさえ、「御嶽海は勝つためなら、
優勝決定戦であっても、立ち合い、
変化してくる可能性はある」と見て
いました。

素人の私でさえそう思うのであれば、
プロの貴景勝なら、もっとそう思って
おかしくはない。

だからこそ、優勝決定戦の直前、
すぐに花道を歩いて土俵に向かった
御嶽海に対し、貴景勝は数分遅れ
ました。

考える時間が必要だった。

貴景勝に考えさせた時点で、既に
勝負は決まっていたのかもしれません。

優勝決定戦。

立ち合い、御嶽海は頭から当たって、
素晴らしい立ち合いをしました。

一方の貴景勝、御嶽海の立ち合いの
変化が頭のどこかにあったからこそ、
立ち遅れこそなかったものの、やや
当たりが弱かった。

御嶽海の当たりが予想以上に強く、
貴景勝はいつもより当たりを弱く
しなければ、立ち合いの変化も
あることから、一瞬、棒立ちに
なり、逆に引かざるを得ない状態
となりました。

「あっ、引いちゃ、ダメだ」と私が
声を出した瞬間、御嶽海はもろ差し
となり、一気に前に出た。

御嶽海、7場所ぶり2度目の優勝を
決めた瞬間です。

・・・これはねえ、御嶽海の「作戦勝ち」
と言っていい。

昨日の豪栄道戦で、立ち合い、変化
して勝ったことにより、貴景勝に
「御嶽海には立ち合いの変化がある」
と痛烈に思わせた。

こういう心理戦、御嶽海はまだ若いん
だから、個人的には「やめろ」と思うし、
立ち合いの変化など、「オジンくさい
ことはまだまだ早い」と思いますが、
優勝は優勝です。

素直に祝福しなければ。

個人的には御嶽海のお母さん、
マルガリータさんを観客席に
見られて、良かった。

マルガリータさん、御嶽海に
投げキッスを何回もしていました。

美人なお母さんを持ってねえ、
御嶽海にとっては鼻高々でしょう。

御嶽海は来場所、12~13勝して優勝に
絡むようであれば、再来場所は大関に
昇進するのは間違いない。

ここで決めないと。

来場所で三役連続在位17場所目。

裏を返せば「三役に3年もいて、まだ
大関に上がれない」んです。

真っ向勝負の貴景勝と真逆の、やや
ひねくれたスタンスであるのも
好対照であり、「令和のライバル」
として、今後の角界を盛り上げる
一翼になる大チャンスです。

最後に、来場所の三役の番付編成に
ついて、今から言っておきたい。

いや、明日にも当ブログで【総括】を
書こうと思っているのですが、何しろ、
場所が終わると、当ブログのアクセス
数が極端に落ちるんですよ。

悲しいことに。

だから、今日のうちに言っておきます。

栃ノ心が大関から陥落することから、
来場所は関脇で相撲を取ることに
なるわけですが・・・。

東小結で先場所、阿炎は勝ち越した
にも関わらず、据え置きでした。

今場所、阿炎は9勝を挙げました。

これはねえ、来場所、関脇に上げて
あげないと、阿炎という若手力士を
下手したら「殺しかねない」と私は
思っています。

かつては、こういう時に「張出関脇」が
出現しては、関脇が3人になることは
案外ありました。

今場所だって、関脇を3人にしても
よかった。

ところが、最近の審判部は硬直化し
すぎて、「例外」を認めない傾向に
あります。

それじゃあ、ダメだ。

東小結で9勝を挙げた阿炎を西関脇に
上げて、西小結で8勝の遠藤は東小結
に、そして、東前頭筆頭で9勝を挙げた
北勝富士は西小結に上げてあげないと
おかしいでしょう。

西の2枚目で10勝を挙げた朝乃山だって、
本来であれば、新三役に上がっても
おかしくはない。

なんなら、朝乃山を「張出小結」と
して、小結を3人にしてもいい。

何度も言いますが、かつてはあったん
ですよ。

こういう番付は。

主に、公傷で休場した力士がいた場合に
そうなったという記憶がありますがね。

今は公傷制度もない。

なんぼ、当ブログで熱弁しても、誰も
公傷制度の復活をしようと思わない
この現状は「相撲界も世も末」と、
相撲ファンである私にも思わせかね
ない緊急事態です。

もっと、柔軟性を持つ番付編成を
しなければ、相撲ファンにそっぽを
向かれますよ。

今回はこのくらいにしましょう。

明日、私も休みなので、【総括】を
早速気合を入れて、書きたいと
思います。

こちらもご期待下さい!

今場所も15日間、お付き合い頂き、
誠に有難うございました!



*御嶽海、初優勝時の「月刊相撲」です。↓





posted by あらやまはじめ at 21:36| 神奈川 ☔| Comment(0) | 御嶽海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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