2017年12月10日

元横綱三代目若乃花の花田虎上さんが指摘した「角界の慣習」には、白鵬を始め、モンゴル人力士は耳を傾けるべきです・・・「一力士が親方に何か言うっていうのは・・・」は角界だけでなく、普通の会社でも同じでしょう?

当ブログでは何度か触れていますが、
私は相撲を見始めた小学生低学年の
頃、二代目若乃花のファンでした。

私が40年あまりの間、相撲に興味を
持ち続けている原点は二代目若乃花
の存在が、なんやかんや言って、
大きいところがあります。

しかし、現在、二代目若乃花を、
相撲を知らない人に説明するのは
結構、至難の業です。

オールドファンになら「元若三杉」
と言えば、分かる人には分かる。

(*こういう本も出していました。↓)




ですが、普通に「若乃花のファン
だった」と言うと、「ああ、あの
お兄ちゃんですか?」と返される
のがオチです。

さすがに、初代の若乃花(貴乃花
親方の叔父ですな)だと勘違い
する人は減りましたが・・・。

(*初代の若乃花は偉大でした。↓)




厳密に言えば、図で書くと分かり
やすいのですが、初代若乃花の年の
離れた弟が大関貴乃花(現貴乃花親方
の父親)で、同時代に横綱になった
若三杉は二代目若乃花を名乗り、後年、
初代若乃花の娘婿となりました。

ほどなく、離婚してしまいましたが。

大関貴乃花の二人の息子は80年代後半、
角界に入門。

兄が後の三代目若乃花となり、弟が
後の貴乃花となります。

いずれも横綱となりましたが、昇進は
常に弟が先でした。

兄の三代目若乃花は横綱に昇進するも、
既に満身創痍で、横綱としては結果を
残すことができず、数場所で引退。

その後はアメフト選手になったり、
ちゃんこ屋のオーナーになったり
しましたが、現在は漢字を「花田
虎上」と変えて、ワイドショーなど
で相撲評論をしています。

読み方は「はなだまさる」のまま
なんですがね。

・・・ややこしいこと、この上ない。

本題に入るまでにこれだけの説明を
要するというのも、角界ならではと
言っていいでしょう。

その三代目若乃花の花田虎上さんの
発言が、今日のネットニュースで
大きな話題となっていました。

虎上さんは、その現役時代の晩年、
弟の現貴乃花親方とは確執が報じ
られ、ここ20年あまりは疎遠と
なっています。

ですが、その虎上さんが貴乃花親方を、
今回の「日馬富士(+白鵬)暴行事件」
に関して、擁護したというのですから、
私も注目しました。

そこで、今日はこの話題を当ブログ
でも取り上げたいと思うのですが、
まずは、当の虎上さんのコメントを
取り上げさせて頂くことにします
(ネット版デイリースポーツからの
引用です)。

「現役の力士(白鵬)が親方(貴乃花
親方)に何か言うっていうのはどの
親方に対しても、自分の師匠に対しても
そうですけど、言うことは言えない」

また、日馬富士による貴ノ岩に対する
暴力についても、こう述べています。

「普通、対戦相手の人に手は出さない。
注意もしません。注意するんであれば
その上の兄弟子に言うか、師匠に言うか
付き人頭に伝えます」

つまり、「角界の慣習」に反している
ということですな。

これねえ、虎上さんの話、角界ならでは
という気もしますが、よくよく考えれば、
普通の会社でも同じということが分かり
ます。

「力士が親方に対して言えない」と
いうのは、「部下が上司に対して
言えない」というのと同じです。

「違う部屋の親方」は、「違う部署の
上司」に置き換えられるでしょう。

また、「対戦相手には注意しない。
するなら、兄弟子や師匠」云々の
くだりに関しても、一般社会に置き
かえれば「同僚や先輩後輩には注意
しない。するなら、その上司や上長
を通して言う」というのと同じ
でしてね。

通じるものはやっぱりあるんですよ。

決して特殊な世界ではないんです、
角界も。

一般社会からあまりにかけ離れて
いれば、角界だってここまで長い
こと生き残ることはできなかった
でしょうしね。

「一般社会の縮図」とまでは言わず
とも、根っこでは同じであることは
よく分かります。

問題は、この構図を白鵬を始めと
したモンゴル人力士が理解して
いなかった、そして、いまだに
していないというところでしょう。

だからこそ、虎上さんの発言を
今日、当ブログで取り上げたと
いうわけです。

まあ、こういう大きな問題が起きて
初めて知るのでしょうがね、力士
たちも。

モンゴル人力士は現在、一部屋に
一人という制限がありますが、
何から何まで教えることは、親方
だって暇じゃないわけでしてね、
それは難しいと思います。

親方からすれば、現実問題としては、
「モンゴル人力士を強くする」こと
の方が優先事項でしょう。

強くしなければ、部屋だって潤わない
わけですから。

「強くなってから、人間教育をする」
と思っている親方がほとんどです。

だいたい、人間教育を徹底しても、
強くなる前に辞められてしまったら、
親方だって精神的に耐えられない
でしょう。

だから、どうしても後回しになる。

しかし、そのツケが今回、白鵬は
もちろん、日馬富士やその他の
モンゴル人力士に回り回ってきた。

批判するのは簡単ですが、親方衆の
苦労を考えればねえ・・・。

それでも、親方衆が「教育」をしな
かったばかりに、今回の大事に
つながったと言われれば、それは
否定できないことでしてね。

実に難しい問題です。

私は親方衆の頑張りを否定しません。

我々相撲ファンに見えないところで
尽力している親方衆は多いと感じて
います。

ただ、「モンゴル人力士」の絆が
強くなりすぎたのかもしれません。

結果的に、それが八百長につながると
いうことに親方衆は気付かなかった
というのは簡単ですが、親方衆だって
モンゴル語で力士たちが話していれば
気付く術もない。

あなたはモンゴル語が分かるのか?

結局はここなんですよ。

モンゴル人力士が増えて、横綱も
モンゴル人力士が占めるように
なって、気付けば、相撲協会には
モンゴル語が分かる人間が一人も
いなかった。

これがすべてです。

・・・ちょっと長くなりましたので、
今日はこの辺にしましょう。

キリがなくなりますのでね。



*「花田家三代の謎」、興味のある
方はどうぞ。↓




posted by あらやまはじめ at 21:25| 神奈川 ☀| Comment(0) | 白鵬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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