2017年09月25日

【平成29年大相撲秋場所・総括・三役編】「一人横綱」で責任を果たした日馬富士には、改めて拍手です・・・豪栄道はこの経験を今後の糧にすればいいんです、腐ってはいけませんよ

恒例の【総括】、今日は【三役編】
から触れていきたいと思います。

・・・もっとも、今場所は三役で3横綱、
2大関が休場したため、取り上げる
力士は限られてきますがね。

まずは、千秋楽に逆転優勝を決めた
日馬富士についてですが、この横綱
に関しては、世間で言われている
以上に、私は最大限に絶賛したい。

というのも、日馬富士自体がいつ
休場してもおかしくない状態が
ずっと続いているからです。

今場所に限った話ではありません。

ここ数年、ずっとですよ。

それくらい、満身創痍なわけです。

今場所が始まる前だって、左肘の
手術をする寸前までいった。

「メスを入れると、完治までに
数年かかる」ということもあり、
手術を回避したのですが、その
状態で昨日の千秋楽、あれだけの
相撲を二番も取れるのですから、
頭を垂れるしかありません。

立派な横綱になりましたよ。

なにより、初めての「一人横綱」で、
11勝とはいえ、優勝という結果を
残したわけですから、責任を十分に
果たしたと言っていい。

改めて、拍手を送りたいと思います。

私は見直しましたよ、この横綱を。

次に、日馬富士とは対照的な結果と
なった豪栄道についてですが・・・。

この大関に対しても、私は拍手を
送りたい。

これだけ休場者が相次いだ場所で、
千秋楽まで優勝争いの先頭に立った
ことは、大いに称賛されるべきです。

千秋楽では残念な結果となりました
が、豪栄道は腐ってはいけませんよ。

「横綱に大関が負ける」というのは、
当然のことなんです。

地位の差であり、経験の差です。

むしろ、豪栄道はそれ以前に平幕
力士に不覚を取ったことを猛省
すべきでしょう。

十一日目までは日馬富士に3差を
付けていた。

自身が平幕に取りこぼさなければ、
十三日目には優勝を決められていた
わけです。

来場所以降の課題はここですよ。

とはいえ、豪栄道は99年ぶりの
異例の場所となった今場所で
間違いなく主役の一人でした。

褒め称えましょう!

東西の関脇は、東の御嶽海、西の
嘉風と共に8勝7敗で勝ち越しました
が、その内容は大きく異なります。

御嶽海は千秋楽に嘉風相手に勝ち
越しましたが、その相撲自体も
褒められたものではなく、自分は
「負けた」と思って、勝ち名乗りを
受ける前に、土俵から降りようと
さえしました。

正直言って、御嶽海の今後を考え
れば、千秋楽も負けて、負け越した
方が良かったと私は思っています。

体調が良くなかったのかもしれ
ませんが、序盤から「若年寄」の
ような相撲が目立ちました。

まだ24歳の若者が「受ける相撲」
ばかり取っていては、先がない
ですよ。

一方、西の関脇の嘉風は御嶽海より
ほぼ一回り上の年齢ながら、今場所も
随所に相撲ファンを唸らせる相撲を
取り続けました。

結果として、4度目の技能賞まで
もらった。

これは、いつもは「渋チン」の三賞
選考委員会を評価したいですね。

嘉風の何が「技能」かと言えば、
私は「立ち合いからの流れ」を
指摘したい。

両拳を仕切り線にきちんと付けて
ねえ、立ち合い、変化もせずに
真っ向から当たる。

何より、押し相撲も取れれば、
差し身もうまい。

ようは、「自由自在」なんですなあ。

こういう相撲が取れる力士は、現在
の角界でも関脇以下では嘉風だけ
です。

技能賞は当然でしてね。

最後に東小結で千秋楽に負け越した
玉鷲について一言述べておきましょう。

やっぱり、二日目の高安戦で痛めた
足の影響は大きかったですね。

それでも、7勝8敗と、負け越しを
最小限にしたのは玉鷲の潜在能力
の高さを物語っています。

来場所はおそらく平幕に落ちる
でしょうが、ケガが治ればすぐに
三役に戻ってくるはず。

この力士も私は高く評価していま
してね。

基本、押し相撲ですが、ここ数場所
は、四つ相撲でも上位と対等に渡り
合える相撲が取れてきています。

なにより、初土俵から一日も休む
ことなく出場を続けていることは
もっと敬意を表されるべきですよ。

・・・三役についての所感は以上と
なります。

明日以降、【平幕編】をお届けしたい
と思いますが・・・。

むしろ、今場所はこちらを二回に
分けてお届けしなければならない
くらいに平幕は充実していました。

いや、平幕のみならず、十両以下も。

まあ、少し長くなるかもしれませんが、
こちらもどうぞ、ご期待下さいませ!


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posted by あらやまはじめ at 21:20| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日馬富士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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