2017年07月24日

【平成29年大相撲名古屋場所・総括・三役編】稀勢の里は夏巡業はもちろん、秋場所も休場すべきでしょう、現時点でも・・・嘉風に技能賞をやらない三賞選考委員会はどうかしている、大分の被災者にも勇気を与えたであろうに・・・

お待たせしました。

昨日千秋楽を迎えた名古屋場所の
総括、まずは三役から振り返って
いきたいと思います。

上から順に、まずは白鵬から。

39回目の優勝並びに歴代最多勝
の更新には敬意を表しましょう。

ただ、何度も何度も当ブログで
指摘しているとおり、その取り口が
後世、相撲ファンから批判の的に
なるであろうことは疑いの余地が
ない。

「相撲を他のスポーツに変えて
しまった」

相撲はスポーツであると同時に、
「神事」でもあります。

・・・もはや、白鵬にそれを分かれと
言っても「馬の耳に念仏」でしょう
が、引退後、年齢を重ね、過去の
取り口を批判され続けて初めて
分かることなのかもしれない。

なんやかんや言って、白鵬だって
32歳の青年です。

過度な期待はしない方がいいのかも
しれません。

次に日馬富士。

満身創痍の中、15日間相撲を取り
続けたのは、横綱としては責任を
果たしたと言っていいでしょう。

個人的には、この横綱、私は年を
重ねるごとに評価する部分が高く
なってきています。

立ち合い、白鵬のような小細工を
しませんしね。

常に、低い立ち合いから真っ向
勝負。

むしろ、白鵬より「横綱らしい横綱」
として将来、評価されることに
なるかもしれません。

まだまだ引退してほしくないですよ。

稀勢の里は五日目まで2勝3敗となり、
六日目から休場することになりました。

当ブログでも序盤だけで二回「休場
すべきだ」と指摘しましたが、遅きに
失した感があります。

なにしろ、左足首まで痛めてしまった。

今日、私は東京中日スポーツを購入
しましたが、稀勢に関して「夏巡業の
参加が難しい」という記事が載って
いました。

夏巡業どころか、秋場所も休場すべき
でしょう、現時点でも。

出場したところで、劇的に相撲が
良くなることは考えにくい。

ここは照準を九州場所に当てて、
治療に専念すべきですよ。

もう一人の横綱、鶴竜は、今場所も
途中休場。

さすがに、師匠の井筒親方も「来場所
途中休場の場合は進退問題となる」と
語りました。

もう無理だと思う。

個人的には、相撲のうまい力士として
鶴竜を大いに評価していますし、好きな
タイプの力士でもあります。

ですが、困ったときに引く癖という
のは、もう治りません。

また、引き技を多用しなければなら
ないということは、状態が悪いという
ことの裏返しでしてね。

大関であれば続けられるかもしれ
ませんが、横綱という立場ではもう
無理だと思います。

来場所が始まる前にも決断を迫られる
でしょう。

大関陣は、照ノ富士が稀勢と同様、
六日目から休場しました。

私も先場所終了後から指摘していた
とおり、今場所全勝優勝すれば横綱
昇進もあり得ることから出場しました
が、場所前に膝を手術していたことで
稽古不足はもちろんのこと、膝の状態
自体が全く良くなかった。

初日から相撲を取れる状態ではあり
ませんでした。

しかし、まだ若いですからね。

来場所は再びカド番となりますが、
一度大関から落ちてもいいと思う。

再度上がって、横綱を狙う力は十分
にあると思いますよ。

豪栄道は千秋楽、8勝6敗の高安に
敗れ、負け越しました。

今場所の豪栄道は、鶴竜同様、癖に
なっている引き技が、序盤はさほど
見られず、場所を通してそんなに
悪い相撲を取っているという印象は
ありませんでした。

それでも負け越しということは、単に、
力が落ちてきたのかもしれません。

正直言えば、一度優勝、しかも全勝
優勝したことにより、「もういいか」
という気持ちになっているんじゃ
ないですか。

高安は中日まで7勝1敗と優勝争い
に加わりましたが、後半戦、負けが
込んで、結果的には9勝6敗。

大関昇進前から課題である終盤戦、
今場所も1勝4敗と、千秋楽を除けば、
見せ場はゼロに等しかった。

もう、軽々しく「優勝宣言」など
しない方がいいかもしれませんね。

「言うだけ番長」になりかねません
から。

男は黙って結果、です。

関脇では、東の玉鷲が千秋楽に負け
越しました。

玉鷲の豪栄道同様、場所を通して、
相撲自体は悪くないように見えました。

ただ、下位の力士への「ポカ」が
多かったように思いますねえ。

関脇を続けていると、「中だるみ」
のようにこういう事態に陥る力士は
昔からいました。

それでも、来場所は小結には留まる
でしょう。

大関とりに向けて最後のチャンスに
なるかもしれませんから、もうひと
踏ん張りしてもらいたいですね。

西関脇の御嶽海は何と言っても
白鵬を破った一番が評価され、
殊勲賞を獲得しました。

しかし、御嶽海を期待している
からこそあえて言わせてもらえば、
まだまだ相撲が荒いですよ。

型にはまった時は強いですが、
負ける時は一方的に負ける。

今後は四つ相撲になった時の
安定感を期待したい。

四つでも勝てるようになれば、
大関はすぐそこです。

小結では嘉風が9勝6敗の好成績
ながら、千秋楽の取組で「勝てば
技能賞」と言われ、結果的に敗れ、
獲得できませんでした。

技能賞に関しては「勝てば〜」と
いう前提条件は当てはまらないと
思う。

十四日目の時点で、既に技能賞を
やっていいくらいの相撲を取り
続けていました。

特に、序盤の嘉風の相撲は素晴らし
かった。

昨日の当ブログでも少し触れました
が、これは嘉風に技能賞をやらない
三賞選考委員会がどうかしている。

ましてや、場所前、豪雨の被害に
遭った大分の方々にとっては、嘉風の
活躍は多少なりとも勇気を与えたで
あろうことは間違いはなく、であれば
なおさら、嘉風には技能賞をやるべき
でした。

「空気が読め」ていないですよ、
三賞選考委員会は。

最後に西小結で十四日目に負け越した
琴奨菊について一言。

やはりねえ、力の衰えは否めません
でした。

来場所は平幕に落ちることになります
が、願わくば、こうなったら、やれる
ところまで相撲を取り続けてほしい
ですね。

長く大関を務め、優勝も経験し、
プライドもあるでしょう。

ですが、「元大関」が平幕に落ちて
相撲を取るということは、若手に
とっては大きな意味があります。

「あの琴奨菊さんと対戦できる!」
と胸をワクワクさせる若手力士は
間違いなくいる。

そういう力士に相撲の厳しさを
教えるというのも、「元大関」の
役割かと思います。

協会の看板力士として経験して
きたことは決して無駄にはなり
ません。

「登竜門」として、若手の前に
立ちはだかってもらいたいですね。

・・・【総括・三役編】は以上となります。

明日以降、【総括・平幕編】をお届け
します。

こちらもどうぞ、ご期待下さい!



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posted by あらやまはじめ at 19:51| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 稀勢の里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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