2013年06月26日

稀勢の里の横綱昇進について・・・Haito様のコメントに回答させて頂きます

先日、読者のHaito様より貴重な
コメントを頂きました。

(コチラです↓)
http://sumoarayama.seesaa.net/article/367408286.html#comment

私が先般、「稀勢の里の今場所
の綱取りはありえない」という
記事に関して、Haito様からは
「優勝なしでも横綱に昇進が
あっていいのでは? 双羽黒
以前の昇進例が妥当だと思い
ます」とのコメントを頂きました。

Haito様、コメントを頂き、誠に
ありがとうございます。

さて、どうHaito様へ回答しよう
かと悩んでいましたが、たぶん
回答の文章が長くなるであろう
と思いまして、あえて、記事と
させて頂くことにしました。

まずは、先日、私の公式ブログに
「書評」として掲載させて頂いた
武田葉月さんの著書「横綱」に
ついての記事をご覧頂ければ
幸いです。

(コチラです↓)
http://arayamahajime.seesaa.net/article/367467888.html

こちらの本に掲載されている
横綱をご覧頂ければお分かり
かと思いますが、私が先日、
当ブログで熱弁したような
「直前2場所で連続優勝」した
横綱は、実はほとんどいません。

Haito様のご指摘は、まさに的を
射ており、おっしゃるとおりだ
と、私も膝を叩いたものです。

では、なぜ私が「稀勢の里の綱
取りは今場所ではなく、来場所」
とあえて言うのか。

Haito様からの投稿の後、私も
いろいろと考えていました。

そして、おそらくは、この二人
の昇進例が私に多大な影響を
及ぼしていると悟った次第です。

双羽黒に、貴乃花。

考えてみれば、双羽黒が横綱に
昇進するまで、「直前2場所連続
優勝」という条件はありません
でしたよ、横綱に昇進するに
あたって。

当時、私は高校生でしたが、
双羽黒の昇進に関して、別に
「おかしい」とも思わず、
むしろ歓迎していました。

しかし、数場所後、彼は親方の
おかみさんに暴行したなどの
噂が流れ、優勝する前に、廃業
という形で角界を去りました。

その後からです。

横綱昇進が限りなく難しく
なったのは。

横審も、双羽黒の二の舞だけは
避けたかったのでしょう、それ
からは「直前2場所連続優勝」が、
金科玉条のごとく横綱昇進の
「目安」とされました。

そのあおりを最も食らったのが
貴乃花でしょう。

彼は、気の毒なくらいに横綱
昇進を阻まれました。

なぜなら「2場所連続優勝」を
していなかったから。

確か、それまで5回くらい優勝
していたのかな。

3場所で40勝を挙げても、「2場所
連続優勝」をしていないばかりに、
昇進を阻まれた。

この時、私は憤りました。

しかし、その時の「厳しい基準」
が、おそらくは私の「横綱昇進の
目安」を上げたのでしょうね。

それ以降は、貴乃花の昇進の際の
数字が目安となりましたよ、事実上。

ですから、例えば魁皇が直前2場所
で13勝、12勝を挙げても横綱昇進
はできなかった。

なぜなら「2場所連続優勝」をして
いなかったからです。

魁皇の横綱昇進が阻まれたときに
も、私は歯ぎしりした記憶があり
ます。

「双羽黒だって、横綱昇進できた
のに」

と。

ようは、貴乃花の昇進時のように
「厳しい基準」を求めつつ、古き
良き時代の双羽黒の時の「甘い
基準」をどこかで期待している
自分がいました。

魁皇も、双羽黒の時代であれば、
100%横綱昇進していたに違いない。

ですが、貴乃花以降の「基準」の
おかげで、横綱にはなれなかった。

この、一見、相反する事象は「横綱
昇進の基準とは、なんぞや?」と
いう疑問を改めて私、いや、世間に
問いかける。

そこで、名古屋場所の稀勢の里です。

「貴乃花基準」では、今場所は綱取り
ではありません。

ですが、「双羽黒基準」であれば、
綱取りは十分ありうる。

では、私はどちらの基準を取るのか
と問われれば、上記で再三述べた
ように「貴乃花基準」を優先せざる
を得ない。

貴乃花以降の基準が、もはや、私
にとっては「スタンダード」であり、
今更「双羽黒基準」に戻すことは、
果たして相撲界にとって良いのか、
という疑問にどうしてもぶつかる
からです。

もちろん、Haito様のご指摘のよう
に、「横綱が短命に終わったと
しても、新陳代謝を早めるから
いいのでは」というご意見にも
決して否定できない部分はあります。

ですが、短命横綱を生みたくない
が故の「貴乃花基準」ではなかっ
たのか?

第二の双羽黒を生みたくなかった
が故の「貴乃花基準」ではなかっ
たのか?

もし、稀勢の里を名古屋場所後に
横綱昇進させるのであれば、横審
あるいは相撲協会は「説明」が
必要になりますよ。

親方衆だって、黙ってはいまい。

「なぜ、稀勢の里は2場所連続優勝
していないのに、横綱に昇進させ
るのか」

説明しなければ、オールドファンは
納得いくまい。

そして、納得のいく説明がなければ
オールドファンは去っていきます。

「こんな一貫性のない相撲界は、
もういいや」

と。

私にそのような台詞を場所後に
吐かせないでほしい。

熱弁しているからには、それなり
の歴史と根拠があるんです。

横審並びに相撲協会は、今から
稀勢の里の横綱昇進に当たって
の「説明」を考えておいた方が
いいと思いますよ。
posted by あらやまはじめ at 21:38| 神奈川 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 稀勢の里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご回答いただきありがとうございます。

偶然に偶然が重なって連続優勝での昇進が続いているだけで、昇進基準は双羽黒事件以前と変わっていないと思います。

なので、横審や協会は2場所連続優勝以外昇進できない内規ではないと説明するでしょう。

ただ、基準をほぼ満たしながら昇進させなかった例外が4例もあったので、基準が変わっていないことを世間に納得してもらうのは極めて困難だと思います。

旭富士 → 双羽黒事件後初
小 錦 → 史上初の外国人横綱
貴乃花 → 最年少横綱
白 鵬 → 大関2場所通過

※魁皇は、11-13-12なので直近3場所の成績だけを見れば昇進は難しい。
(優勝5回を根拠に昇進させて欲しかった。)
Posted by Haito at 2013年06月27日 23:58
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