親方への処分が下りました。
平年寄へ降格。
これ、1月上旬まで理事だった貴乃花
親方からすれば、5段階降格となり、
横綱経験者では、元輪島以来の厳しい
処分となりました。
輪島さんのケース、あの当時、私も
中学生ながら、大きな話題になった
のを覚えています。
確か、カネに困って、親方株を担保に
カネを借りたとかでしたよねえ。
結果的に、輪島さんはその直後、相撲
協会を退職し、プロレスラーとして
第二の人生を歩むことになりました。
さて、貴乃花親方は?
プロレスラーになる可能性はないか
と思われますが、はっきり言って、
「人生が狂った」としか言いようが
ないでしょう。
貴公俊の暴行事件で、風向きが
変わってしまった。
あの暴行事件がなければ、まだ
相撲協会に対して「ツッパッ」て
いたかもしれません。
その貴公俊は一場所謹慎という
処分となりましたが、貴乃花親方
からすれば、まずは一安心したん
じゃないですか。
我が身の処分の方が厳しくなった
感はありますが、「監督責任」と
いうことを考えれば、致し方ない。
結局は、貴乃花親方の貴公俊への
監督不行き届きですから。
救いは、貴乃花親方が審判部に
配属され、貴乃花一門の阿武松
親方が審判部長に抜擢されたと
いうこと。
この人事は、八角理事長の
バランス感覚が発揮されたと
絶賛していい。
決して、「貴乃花憎し」だけで
動いているわけではないことが
立証されました。
今回、株を上げたのは八角理事長
じゃないですか。
見事な人事だと思います。
事前の一部報道では、貴乃花親方
への解雇も噂されていました。
私は「そこまでの厳しい処分は
ない」と予想していましたが、
八角理事長が予想を上回る、
「寛大な処分」をしたのには、
別の意味で驚きましたねえ。
まあ、理事長という責務は我々の
想像以上に困難な仕事のはずで、
その業務をここ数年忠実にこなして
きた八角理事長の方が一枚も二枚も
上だったと認めざるを得ません。
貴乃花親方にとっては、茨の道が
待ち受けているわけですが、これ
からチャンスが全くないわけでは
ありません。
八角理事長がわずかながらでも
チャンスを与えてくれました。
貴乃花親方も今後は変わっていく
でしょう。
何年かかるか分かりませんが、
捲土重来を期待したい。
そのための今回の処分だったと
思えばね。
*貴乃花親方関連本、いくつか
紹介しておきましょう。↓
![]() 生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて [ 貴乃花光司 ] |
![]() 一生懸命 相撲が教えてくれたこと (ポプラ社ノンフィクション) (児童書) / 貴乃花光司/著 |
![]() 平成の大横綱「貴乃花」伝説 花田家三代血の証明/塩澤実信【1000円以上送料無料】 |