2014年11月25日

【平成26年大相撲九州場所総括・平幕編】殊勲賞の高安に、敢闘賞の栃ノ心と旭天鵬…誉められるべきは、平幕力士の方でしたよ、今場所は

九州場所の総括、今日は平幕編です。

今場所、私も何度か平幕力士の活躍を
当ブログでも取り上げましたが、よく
よく考えてみると、今場所ほど平幕力士
が活躍した場所は近年ないのではない
でしょうか。

何と言っても、六日目に白鵬を破った
高安ですよ。

これは、殊勲賞どころの活躍ではあり
ません。

今場所の優勝の行方、さらには、優勝
争いまでをも変えるインパクトのある
一番でした。

この白鵬戦に限らず、今場所の高安は
圧力が増して、安定感が出てきた感が
ありますね。

一時はその張り手だらけの相撲を私は
叱責し、自身も幕内下位に停滞しては
悩める時期もあったでしょうが、もはや
「大関候補」と呼んでいいのではない
でしょうか。

同部屋の大関、稀勢の里もうかうかして
いられませんよ。

来場所は三役復帰が濃厚です。

まずは、勝ち越しを狙ってほしいですね。

もし、相撲に「カムバック賞」なるもの
があれば、その賞を文句なしにあげたい
のが、栃ノ心です。

二場所連続十両優勝し、しかも、先場所
は全勝でしたが、それは「実力」だった
のだと言って間違いはないでしょう。

私は今場所序盤、当ブログでも何度か 
取り上げましたが、栃ノ心はこのまま
連勝記録を30くらいまで伸ばすのでは
と思いました。

彼は、グレードアップしましたよ。

以前は、ヨーロッパ出身力士特有の、
力任せの粗っぽい相撲が目立っていま
したが、もはや、栃ノ心に関しては
「王道」の相撲を取るようになりました。

ケガの功名とは、まさにこのことです。

来場所は、幕内上位に上がるでしょうが、
序盤から上位陣と当たるのは今から楽しみ
でなりません。

それこそ、一度、金星でも挙げるような
ことがあれば、優勝争いにも加われるの
ではないでしょうか。

くれぐれも、痛めた古傷の膝だけは大事
にしてもらいたいものです。

これから、ますます寒くなりますしね。

また、栃ノ心同様、敢闘賞を受賞した
旭天鵬ですが、私は当ブログで中日頃
までは「二度目の優勝を狙ってほしい」
と書きました。

私は本気でしたよ。

残念ながら、その後失速してしまい
ましたが、40歳で二桁の白星は立派
の一言です。

もう、彼くらいの力士になると、
別に上位で勝たなくてもいいとすら
思えます。

来場所は負け越してもいいですし、
たぶん負け越すでしょう。

でも、いいんです。

幕内下位に下がった時に、時折、
こうして、優勝争いの夢を見させて
くれる。

そういう力士でいい。

なにしろ、40歳です。

引退してても、おかしくない年齢
ですよ。

それでも、元気に幕内で相撲を取って
いる。

この事実を、我々は大切に思うべきです。

三賞を受賞した力士以外でも、見所は
たくさんありました。

まず、幕内上位で、私が目を見張った
のは宝富士ですよ。

この力士は、数場所前までは、私は、
言葉は悪いですが、上位陣にとっては
「安全パイ」だと思っていた。

ところが、先場所あたりから、その
眠っていた才能をどこかで覚ました
のでしょう、「おやっ」と思う相撲が
目立ち始めました。

下半身が安定してきたとでも言い
ましょうか。

簡単に負けなくなりました。

私は、13日目、5勝7敗で迎えた栃煌山
戦、あそこで勝ったことを評価したい
ですね。

負けておかしくない相手に、負け越し
寸前で勝つ。

これが、結果的には勝ち越しに結び付き
ました。

負けていい相撲など、一番もないことを
改めて教えてくれたというかね。

照ノ富士も終盤はいい相撲を取りました。

この力士は、周囲の期待とは裏腹に、
「大器晩成型」なのかもしれません。

あせらずに、見守った方がいい力士なの
かもしれないですね。

最後に、終盤8連勝して二桁に届いた
遠藤について一言触れておきましょう。

この8連勝中、私は遠藤の取組を一番
も見ていません。

これが物語るとおり、幕内下位での
一番が後半は連日続きました。

しかし、ここで星を落とさなかった
ことは、確実に来場所以降につながる
と言っていいでしょう。

今場所は前半の相撲しか見ておらず、
しかもほとんど負け相撲でしたので、
遠藤に関しての言及はほとんどあり
ませんでしたが、来場所は上位に
上がります。

ここは、正念場かもしれません。

気が付けば、昨日取り上げた碧山、
逸ノ城はもちろんのこと、高安、
照ノ富士、さらには宝富士までもが、
しのぎを削っています。

ここに、遠藤はどうやって、入り込む
のか?

これは、相当困難な道と思われますが、
それでも、私は一縷の望みはあると
思う。

人気です。

遠藤には「人気」がある。

これは、幕内力士のだれよりも大きい。

お客さんを味方につける。

既につけている、という声もあります
が、私はまだまだだと思う。

それこそ、若貴の時代には、対戦相手
がその歓声を聞いただけで、戦意喪失
しかねなかった。

お客さんが力士を育てます。

大いに遠藤を盛り上げて、勝ったら褒めて、
負けたらボロクソに言ってやれ。

そうすることで、力士だって成長する。

取口については、今場所の後半を全く
見ていないので、なんとも言えません
が、8連勝したんだから、良かったと
いうことでしょう。

下位に負けない力はあるんです。

お客さんの声を味方につけてね、
来場所は勝ち越しを目指してほしい
と思いますよ。

来場所は、一回くらい、スポーツ紙の
一面を飾るくらいでなければ、遠藤は
「時代」を始める前に終わってしまい
ますよ。

素質はあるんだ。

人気もある。

年末年始は、稽古に励んで、当たり負け
しないような立ち合いを目指してほしい
ものです、上位陣にね。

以上かな。

総括は、この辺にして・・・。

本場所が終わると、すぐに「月刊相撲」
が発売されます。

そこでも取り上げるべき記事はあるはず
ですから、また、何かあれば、言及したい
と思います。

どうぞ、お楽しみに。



*そろそろ売り切れるかな、こちらは。↓





posted by あらやまはじめ at 21:05| 神奈川 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 高安 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする






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